大嵐の富士山に登ったら、遭難しかけてマジで死ぬかと思った話。

旅行のこと

おっさん3人で弾丸で曇り天気の富士山に登ってみたら、大嵐にあってマジで死ぬかと思った話をしよう。とにかく寒い!下界は夏だというに天界は極寒である!
凍え死ぬかと思ったぞ!

8月31日 出発の夜

23時頃、神戸集合。

おっさん3人の弾丸富士登山が決定した。

僕らは神戸に住んでいるので、とりあえず集合して車移動。神戸〜富士山までは大体車でぶっ飛ばして6時間くらい。
仕事帰りそのままだったので、あれ?マジで行くの?ねえマジで行くの??
って感じだった。超不安。

しかし、この時点ではまだ楽しい。

9月1日 登山開始の朝

AM:4時頃 静岡着。

仕事終わりそのままきたから眠い!眠すぎる! 
とりあえず、コンビニで、水とおにぎりを購入。とりあえず朝ごはんだ。

AM:5時頃 富士山麓着。

登山開始は6時ごろからなので、とにかく少しでも寝ようということで仮眠。15分くらいだけな!こんなにも眠いのに15分だけな!

AM:6時30分頃 バスに乗って五号目に到着 | 登山スタート!

本当に僕は初めて登ったが、、印象はとにかく修行って感じだ。

だって綺麗な木々の中を森林浴しながら。。なんてことは全くなく、足元は殺風景な岩や石ばかり。OHこりゃ修行だぜ。


もう一度言おう。この時点ではまだ楽しい。

大活躍したのはトレッキングポールだ。これはすごい!これを持っていってなかったらと思うと結構ゾッとする。
人間4本足で歩くとやはり辛さは半減するんすね!

AM:9時頃 七号目


結構しんどい。こんなにしんどいのか富士山!

でも上に雲、下に雲という、ちょっと幻想的な風景に癒される。

うおお!僕は雲の間にいるぜ!GODだぜ!ウッヒョー!

繰り返し言おう。この先地獄が待っているとはこの時点では想像だにしなかった。

AM:11時頃 九号目

ついに山の天気がおかしくなり始める。
おかしくというか、僕らは雲の中に入った。気がつけばあんなに綺麗だった景色は何も見えなくなっている。

そう。真っ白なのだ。
何も見えない!マジで何にも見えない。だって雲の中だもん!
そしてとんでもない嵐が身体中を襲う。

ぎゃー!死ぬー!飛ぶー!

夏だというのに、体感気温は-5°くらいだ。
しかも雨はもちろん雹や霰が真横に降る大嵐。

僕はびしょびしょだった。しかも僕のウェアはしみまくっていた!おい!防水じゃなかったのかこれ!

レインコートは絶対必須!本気で後悔するぞ!絶対買うように!

13時30分頃 山頂到着。

登り始めてから6時間半。ちょくちょく休憩しながらだったんで、ちょっと遅めの到着でした。もう超しんどい。
みんなでワイワイ会話しながら楽しく行けるのだと思っていたけど、とんでもない。会話なんてする余裕はマジでないです。

山頂では、ヤッホー!とか、最高の景色だぜ!ヒュウー!とか言いたかったけど。
実際はこちら。

猛吹雪!

本当に死ぬかと思った!
10分ほど、この中に佇んでいるととにかく風と寒さで体力が削りとられる。

そもそも富士山山頂までギターを担いできている時点でぶっ飛んでいるのに、そんな我々に容赦無く超絶寒波が襲う!

もうあかん!死ぬ!帰ろう!

果たして下山できるまで命が残っているか!?急いで下山!

今回勉強になったのは、手袋も防水じゃないとダメだったということだ。
手袋がびしょびしょになってしまい本当に手が凍えてやばかったです。
ちゃんと専用の手袋を書いましょう。

14時00分頃 下山開始。

やはり山頂付近はとんでもなく寒い。急いで九号目まで急ぐ。

手袋もびしょびしょの為、手が凍りそうになりながらも何とか九号目の山小屋へ。

コーヒーを飲んでとりあえず温まるがそれでもやはり寒すぎて死にそう。
特に体を止めると寒すぎて死にそうになるので急いで下山。

18時00分頃 六号目付近。

なんと18:00を過ぎたあたりで日が暮れた。
何と周りは真っ暗なのだ。
これは超危険だったし、超怖かった。

19時00分頃 五号目麓へ。

ついに下山完了!
車まで戻った時はHP1くらいで、死にかける。
この時はもう本当にヘトヘトで大急ぎで服を着替えて車をガンガンにHOTのエアコンで暖まりました。
それでも体の震えが止まらないのでスーパー銭湯へ行き、暖まり泥のように眠りましたとさ。

反省点が超たくさんある

天候を甘くみていた。

天気予報的には曇りでした。
まあ曇りやったら大丈夫っしょ!という感じで言ったのがあかんかった。
そもそも雲の中を歩くんだから曇りの天気では全く登山が楽しくないぞ!

だって景色が全く見えないもん!

・防寒対策はまじ重要

山の天気は変わりやすい。なんてよく聞くけど、晴れから大嵐など誰が予想できただろうか。

快晴、晴れ、薄曇り、曇り、煙霧、砂じん嵐、霧、霧雨、雨、みぞれ、雪、あられ、ひょう、雷。
知り得る限りの天気を短時間で全部経験した様な登山だった。あ〜怖かった。

山の下、約30度。山の上、約0度。
信じられないほど極寒です。地獄だと思った方がいいぞ!

・時間配分もまじ重要

日没までに 下山が間に合わず、遭難しかけました。
暮れ泥む誰もいない富士登山道。

真っ暗な悪天候の富士山ってマジでやばいです。何にも見えないし足場は超危険だし、

そりゃ毎年、富士山で何人も遭難するわ!
 しかも僕のスマホは残り2%でマジでやばかったです。

ちなみに六合目の小屋でヘッドライトが売っていましたが、絶対事前に準備しておきましょう。死ぬぞ。

・登山者の意見は絶対聞くべし

下山のタイミングが何回かあった。すれ違う登山者に結構「この嵐はやめとけ!すぐ降りたほうがいい!」
と言われました。

「でもせっかくこんなに登ったのに!」という理由で無視したのがあかんかった!
さっさと下山すればよかった〜!

・痛み止めを用意せよ

今回僕の連れは50歳越えが二人。やはりかなり体にガタが来るようです。
途中で筋肉痛で歩けなくなっていました。
痛み止めスプレーや痛み止めは絶対必要です。
無理してでも買っていきましょう。

そんな僕の壮絶な富士登山を、ぜひとも動画でご覧ください。

まとめ

富士山は「登らぬバカ、二度登るアホ」とも言われているそうです。
一度は登ってみないとやはりその素晴らしさは分かりません。

本当は富士山のてっぺんからヤッホーとか、なんていい景色なんだ〜!って言いた買ったんですが、
今回は嵐すぎてマジで何にも見えませんでした。

ってことで今回は心に誓ったぞ!第二弾も行かなあかん!
そう思い至らせて頂いた富士登山でした。
満身創痍な自身と引き換えに
手に入れられた心は 数知れず。
ぜんぶ 含めて 大成功❣️

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