何が壊れてるんかはわからん。パソコン修理屋さんに来た変人列伝

デザイン関係のこと

接客業をしている人は誰でも経験があるだろう。

そう、「変人」の接客である!

変人と言っても別に悪い意味だけではない。いい意味でぶっ飛んでいる人もいるし、不思議というかスーパーハイというか超人みたいな人もいる。
とにかく常人からかけ離れた人のことをあえてここでは「変人」と呼ばせていただきたい。

僕は昔パソコンの修理屋さんで働いていたのだが、そのパソコンの修理屋に来た数々の忘れられない愛すべき変人達を紹介をしたい。
ぜひ諸君は、「この世にはそんな人がいるんだなあ。」という参考にし、今後の発展に役立てるように。

変人列伝

永久に無料で修理してくれおじさん


一度ハードディスクのエラー修理をやったおじさんが再度やってきた。今度はキーボードが壊れたから見て欲しいとのこと。
しかし驚愕のセリフを発した!
以下ノンフィクションの会話のやりとりである。

客おじさん

前回修理費用払ったから、今度からは全部ずっとタダやろ?

え?

客おじさん

いや、前修理してもらったやん。アフターサービスで次からはどこが壊れても全部タダやろ?

前回直した部分が直ってなかった場合はアフターサービス対象とさせていただきますけど、前回はハードディスクで今回はキーボードやし。。。しかも今後ずっと無料ってのは流石に無理ですよ。

何とこのおっさん、一度修理費用を払ったから、今後永久にどの部分が壊れてもタダでしょ!というアピールをしてきた。
これにはインディアンもびっくりである。

流石に無理ですよ。例えば病院やとして、病院で一度診察してもらったら今後一生その病院はタダってことですか?

客おじさん

うん。そう。

そんな病院あるか〜!!あったら教えて欲しいわ。

一生無料なんてお店はこの世にありません。悪しからず。来世で探してください。

修理のやり方を全て教えてくれおじさん

こちらもOS起動エラーでやってきたおじさん。
話を聞いていると途中で急に驚愕のセリフを発した!

客おじさん

自分で修理するから修理の仕方を全部教えてくれ。そしたら無料だろ?

全部て。いや、そんなめちゃくちゃ勉強せなあかんし、覚えることめちゃくちゃありますから無理ですよ。

客おじさん

別にこっちは何時間かかってもいいから、教えてくれ。

こっちはよくないんだよ!

なぜ教えてもらえること自体は無料だと思っているのか謎。

 

ブっ飛びクレーム!私はハーバードなのよおばさん

VISTAを持ってきたおばさん。
動かないから直してくれとのことだが、とあるパーツが必要だった。

頑なに新品のパーツをつけろとのこと。

そして驚愕のセリフが発された!

客おばさん

この辺の部品、全部新品に変えてちょうだい。

vistaの部品は残念ながらもう販売していないので、入荷できないんですよ。

客おばさん

いや、できるわよ。ちゃんと調べてよ。

実はパソコンの部品は基本的には5年に一回入れ替わるので、Vistaは古くてもうないんです。中古とかならあるかもしれませんが新品はないですねえ。

そして急にブチ切れるおばさん

客おばさん

私、ハーバードなのよ!

え?

客おばさん

ハーバードなのよ!私のハーバードの友達なら直せるわよ!

。。。じゃあその友達に頼めよ!

いやすみませんけど、あなたがハーバードでもコロンビアでもマサチューセッツでも、このパーツは手に入りませんよ。

客おばさん

何なのよこの店は!

いや、何なのよはあんたや!

そのおばさんはクレームを叫びながら帰って行きましたとさ。

無限エロサイトおじいちゃん

ウイルスにやられた!助けてくれ!というおじいちゃん。
ウイルススキャンしてみると大量のウイルスエラーが。

いろいろ聞いてみると、毎日四時間エロサイトを見るという。

4時間!それはすごい!

しかもコロナ禍で外に出れないし、毎日毎日見るのだそう。

毎日4時間!超すごい!

履歴を確認してみると永遠にエロ検索がしてあった!

ここで驚愕の検索入力。
「隣のおばさん セクシー 靴下」

なんてマニアックな検索方法だ!

いいけど、ウイルスだらけになるから、これからは有料で買って見てくださいね。

夢があるおじいちゃんだぜ。

何が壊れたのかわからんおじさん


突然やってきたおじさん。寡黙なんだろうが、とにかく一言。

客おじさん

壊れた。直してくれ。

はいはい。で、何がどう壊れたんですか?

客おじさん

わからん

え?

客おじさん

なんかわからんけど壊れたから直してくれ。

どこが壊れたんですか?

客おじさん

わからん

とりあえず見せてもらっていいですか?

客おじさん

今日パソコン持ってきてない

え? どういう症状なんですか?

客おじさん

わからん

え?

客おじさん

え?

・・・・このあと久々に静寂の時間を過ごした。

これはどんな難事件より難事件だろワトソンくん!

料金のところだけよく聞こえないジジイ

「ワシは耳が遠いからのお〜」が口癖のおじいちゃんが来店した。
会話がうまく伝わらないこともあるかも。と思いながらも、意外にいい感じに伝わり修理も無事に終了した。

しかしこのジジイも驚愕のセリフを発した!
以下ノンフィクションの会話のやりとりである。

客おじいちゃん

どうもお世話になりました。無事にパソコン治りました。

よかったですね!それじゃあお会計は1万円になります。

客おじいちゃん

え?え?え?あ〜はい。わかりました〜

おじいちゃん、これ1000円ですよ。お会計は1万円になります。

客おじいちゃん

え?え?え?あ〜はい。わかりました〜。(と言ってもう1000円出すおじいちゃん)

さっきまで普通に会話できてたやないかーい!

もう吉本新喜劇やな。

この後、もちろんちゃんと一万円いただきました。

まとめ

接客業というのは大変な仕事である。
いろんなお店にいろんなお客様がくるだろう。
営業でもいろんな人に会うだろう。
これからもどんなお客様でも笑顔で接していくのが僕の仕事である。

ただ流石に、一生無料にして。は勘弁して。

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